
活動の様子を研究することにより、音楽療法の対象者の性格や人間関係の捉え方がわかってきました。人の生き方には様々ないきさつがあり、生育環境にも原因があると考えられています。自分には出来ないと決めていた楽器演奏について、音が出て喜び、また再び叩いてみたいという意欲が出てきたり、音楽は嫌いと言っていた人がボンゴの音に「おー」という歓声をあげ、そして引き続き、謡の一節を朗々と歌いだす。人前で歌を歌い、拍手を受けたといったまんざら悪くない体験は、交流を促していくときに大変大きな精神的支えとなったのではないかと、継続的な活動から考えられています。